白鳥中学校のころのお友達より

 

 いわへ

 どーも久しぶり(^^)もちです。

 春から社会人になって毎日バタバタしてるけど楽しくやってます!

 最近は暑くなってきて夏の部活のこととか思い出します。

 8日は行けないけどまた会いに行くね~。   山本 愛

 

 岩へ

 久しぶりー 恵子だよ! 私はね、この4月から新社会人になりました。

 歯科衛生士っていう仕事してるんだよ。

 今日は白中テニス部で集まってるの。

 いわのこといっぱい思い出していろいろ話したよ。  恵子

 

 しおりさん

 

 中学生のころ、一緒にテニスをしたり、お休みの日にデートをしたりと

 青春を過ごしたことを昨日のことのように思い出すよ。

 これからもテニス部は私にとって大切な場所です。ずっとずっと大好き

 なのだ。                     あやか

 

 いわへ

 

 この春、ゆってんは社会人2年目になりました。

 中身は完全中坊のままだけど、大人のフリしてがんばってるよ。

 いわとおしゃべりしてた時とほんと変わってないのよ。いわも働いている

 姿を想像してみるとやっぱり切ないけど、ステキなお姉さんが出てきたよう

 今も大スキ           ゆってん こと 中村友紀

 

 いわへ

 

 今まで言ったことなかったけど、大好きだよ ^^ 

 

                          麻矢!!

 

 いわへ

 

 久しぶり!! そっちはどうですか?

 だいぶこちらは暖かくなってきたよ

 この前は夢に出てきてくれてありがとう!!

 誕生日メールできなくてごめんね。

 毎年連絡してたのに...

 次は必ず連絡するから  では またネ       沙織より

 

 いわへ

 

 お久しぶりです!! あたいはテニス部の集まり行けなかったから

 モスでこれを書いてます。いわは元気ですか!?

 これからお家におじゃまします!いわに会えるの楽しみ

 いわだいすきだぁー!!          くまがい ゆか

 

 一足遅れたけど! 誕生日おめでとう!

 それと聡ちゃんの合格も本当におめでとう。

 また遊びに来ます。             三枝 享祐

 

 

                             2011.5.7

 

 

 

これまで詩織のこと忘れた日は一日もないよ。
2年が過ぎたけれど、詩織があの日ですべての可能性を断ち切られてしまったことの衝撃が、今もやわらがない。ずっとあの時のままの哀しみが、私の中で続いてる。だからといって詩織のせいでつらいと言っているんじゃないよ、もちろん。私がただ詩織のことが大好きで、大好きだった。この気持ちは多分、そんなに伝わってなかっただろうな。めったに話さなかったし、どこかに遊びに行ったことも一度もないから。でもすれ違えば名前を呼んでくれて、かならず笑顔で声をかけてくれた。ありがとう。ほんとに、友達に名前を呼び捨てで呼んでもらったことがほとんどなくて、私から友達を名前で呼ぶこともほとんどなかったんだけど、詩織のことは「詩織」って呼んでって言われたから、嬉しかった。こんな魅力的な女の子と仲良くなれるのか、と思ったよ。あなたはとても素敵だった。美人で評判だし、だからどういう人なのかと思ったらやたらと面白い人で。でもどこか不安に思えるところもあったかな。がんばり屋だから。責任感も強いし、いつも笑顔だし、元気だし、おしゃれに努めているし、勉強も人づきあいも、まじめにやっていた。ずっと見ていたわけでは全然ないけれども、そういう人なんだろうなって遠くから考えてたよ。大学に入ってからも見かけたり、偶然会ったりしたくらいだったけど、ほかの人とは違うオーラがあった。かがやいてた。詩織を見るとこっちまで元気をもらって、安心できる気がした。何だかよくわからないけれど、この人が友達でいてくれるから大丈夫、みたいな大船に乗ったような気持ちになってたよ。……それってどんな気持ちだろうねw


とにかくもっと話してみたかった。もっと、会ってみたかった。2010年の夏で終ってしまうなんていう、今となっては過去だけど、そんな未来があったなんて、知らずに。いつか私がもっと器用になったら話してみたいと思っていた。遅かった。ごめん。本当に生きるってことは理解できないことが待ち受けてるものだね。わたしはあれからずっと、生きているって何なのか、考え続けてるよ。詩織だけのせいじゃない。小さい時から私はこういうことを考えてしまう人間だし、それに、もうひとりつづけて逝ってしまったからよけいに。どうにもならないよ、この悲しさは。悲しさを消したいとは思わないから、私のことは気にしなくていいんだけど、ただ胸がいたむ。まさか私みたいな詩織から遠い人間が、こうやって考えてるとは思いもよらないと思うのだけど、知っておいてもらえたら、嬉しいかもしれない。


詩織の寝顔が忘れられないよ。詩織の寝顔を見た時に自分を突き抜けたショックは感じたことのないものだった。失われたものを、本当に見てしまったと思った。もういないということを、真に感じた。あんなにきれいなのに。髪も唇もまぶたも。なにひとつ忘れてない。どうしてちがうふうに、歯車が動かなかったかな。ほんの短い時間が、人生を終わらせることが、まだ理解できなくて、私は本当に弱い人間だと思うよ。

私はまだ、早稲田にいます。ここから出るときは、悲しさを含んだ思い出を抱きながらも、またすこし新しい見方に出会えているのだと思う。そのために今も勉強してるから。生きるために、立ち止まりながらも、必死にやってるよ。今なら詩織と、もっと友達みたいになれていたんじゃないかと思ったりもする。片思いだったからな。あまりに素敵女子すぎて、私は男役にまわりたくなっちゃってたよ。

どうか、これからもずっと安らかに。
私の中の詩織はいつも笑顔だし、独特の声も忘れてない。2年以上経ってることが信じられないけれど、これからも皆で一緒に最後まで生きていきましょう。

 

                                          2012.11.08  おなじ高校、大学。 さんから

 

メッセージ: 突然の書き込み失礼します。

私は2012年に早稲田大学を卒業した26歳の社会人です。
大変驚きながら今、PCに向かっています。
まさかこんなこと…。

5年前、早稲田大学3年生だった私は早稲田祭運営スタッフの一人として第48回百キロハイクに参加しておりました。
数々の仮装の中でも、金髪の妖精をした子がとても印象的でした。
男でありながらひ弱な私をしり目に、快活に前進を続けていた妖精の姿を鮮明に記憶しております。

私はあえなく80km地点でリタイアし、その翌日だったかと思いますが、酷い筋肉痛の足を引きずって大隈講堂前まで行ったとき、正門前で女子学生に声をかけられました。
「百キロハイクに出たんですか?」
 ―はい。そうなんです。足引きずっていたからバレましたか。 と私が答えると
「実は私も出てたんですよ」と、その子が指さしたのは、バッグに入った、あの妖精の衣装でした。
 ―ああ、見たことあります! と私が応えお別れしつつ、『凄いな。あの仮装をして百ハイにでて、どうしてあんなに元気そうなんだ。俺は仮装もしていなかったのに…。』と思ったものです。

その日から5年が経ち、大学を卒業して一般企業で働いている私は、どうしても百キロハイクを完歩できなかった過去を悔い、そのリベンジとばかりに今年の第53回大会に参加することを決意しました。

正式にエントリーされて以来、百キロハイクの様子を綴ったブログ記事やYoutubeの動画を漁っていく中で、第48回大会の振り返り映像を発見し、懐かしの妖精を見つけたときは、正門前でのあのやり取りがすぐに思い起こされ、とても懐かしく感じました。

そして、当時の知り合いの参加者の名前などを検索していく過程で、ひょんなことからこのHPに辿り着きました。「動画」に掲載されている5年前の百ハイの振り返り映像で、1分17秒に詩織さんの姿を見つけ全てを理解したとき、あまりの運命に呆然とし、悲しく、涙が出てまいりました。

このメッセージはきっとご家族の方もご覧になっているかと思います。
通りすがりの者でございますが、どうかお悔やみを申し上げさせてください。
私はこのHPに偶然辿り着くまで詩織さんの名前も存じ上げませんでした。
5年前、たまたま百ハイでお見かけし、たまたま翌日、二言三言会話しただけに過ぎません。しかしその朗らかさ、快活さは忘れ難いものであり、大変多くの友人に囲まれて楽しくにぎやかな大学生活を過ごされていたものと推察されます。

天国でも変わらずお幸せに過ごされていることと思いつつ、
ご冥福をお祈りいたします。

通りすがりの2012年卒

                                                                                                    2015.5.4


10年目のお手紙

 大学の後輩です。

眠れない夜に、学生時代のあの人今どうしてるかなと思って検索することがたまにありまして、そんな時にこのWEBサイトを発見しました。

まず、子どもの頃の写真がとっても可愛い!!弟さんもイケメンですね!とてもあたたかい家庭で育ったことがよく伝わってきました。学生時代の写真も、当時のことを思い出しながら楽しく拝見させていただきました。

詩織さんとはガーディアンの新歓でお会いしました。私はそのサークルには入会しなかったのですが、とても親切にしていただいたのでよく覚えています。
当時、詩織さんが大学2年生で私が1年生でした。
第一印象は、とにかく美人でセクシーで綺麗な人だなと思いました。そして美人なのに現役で早稲田大学に進学できるなんて才色兼備で素晴らしいなとただひたすら感心していました。
話してみるとすごく今時の大学生なんだなと感じました。
100キロハイクではドロンジョの衣装がとても過激で、勉強も遊びも全力な姿勢がかっこいいなと思いました。
いつも気配りができて、責任感が強かった印象です。

事件のことは、亡くなってから半年後くらいに共通の友人から聞きました。
未だに信じられないような気持ちでいますが、もう会えないのかと思うと寂しく思います。

10年経ち、私も母親になりまして、「我が子を失う悲しみ」について考えるようになりました。子どもが犠牲になったニュースをみると、自分の子どもが同じような目に遭ったらどんなに苦しいか、深く考え込んでしまうことがよくあります。

最後に、詩織さんいつもありがとうございました。たくさんお話できて楽しかったです。
むかし、詩織さんがブログに私のことを書いてくれたのがとても嬉しかったです!
この前、先輩の家で飲んだ時、共通の友人もたくさんいたので、詩織さんも来てくれたらもっと楽しかったのに、と思いました。久しぶりに会いたかったです。
またいつか絶対お会いしましょう!
詩織さんの優しさいつまでも忘れません。
とにかく憧れの先輩でした。駄文失礼しました。  M・M 様より